私が敬愛する中室牧子教授の著書「科学的根拠で子育て」から、
特に活用がしやすそうなポイントを紹介します。
子どもが将来稼げるようになるための経験とは?
幼少期のスポーツ
✅アメリカ・パデュー大学やノルウェーの研究では、スポーツ経験がある子どもは将来の収入が4〜15%高くなる傾向があるそうです。
「スポーツが将来の収入に影響する」なんて驚きですよね😳
スポーツを通じて忍耐力やチームワーク、社会性といった「非認知能力」が育まれるからなんです。特に3歳〜10歳の間に始めると、学力や自信の向上にもつながるのでおすすめです。
リーダーシップをとる経験
✅高校時代にリーダー経験を持つ子どもは、大人になってから収入が最大33%高くなるという調査結果があります(カリフォルニア大学調べ)。
リーダーシップは、人前で話す力や決断力、統率力など社会で必要なスキルを育てます。親としては、子どもがリーダー役に挑戦できるような環境を整えてあげましょう。
非認知能力を伸ばす自然と芸術
✅忍耐力や共感力、自制心など、「非認知能力」は長期的な成功や幸福感に深く関わっています。
この非認知能力も、生涯年収に深く影響すると言われています。これらはスポーツや芸術活動、家族との関わりを通じて自然と育まれます。例えば音楽や美術は、好奇心を刺激して情緒を豊かにする効果もありますよ。
親としてどう関わる?時間の使い方と工夫
成長段階に合わせた接し方
✅乳児期はひたすら、子どもに時間と労力を割くべし。
0歳〜3歳は「言葉のゴールデンタイム」と言われるほど重要な時期。この時期に親と過ごす時間が多いほど、IQや非認知能力が高まります。一方で11歳〜15歳以降は自主性が大切になってくるので、学習環境を整えたり塾や家庭教師を活用するのも効果的です。
兄弟構成による違いへの配慮
✅第一子は親との接触時間が多いため学力が高まりやすい傾向があります。
一方で下の子ほど放置されがちという研究結果も💧
共働き家庭では祖父母に頼るなどして、一人ひとりと向き合う時間を確保する工夫が必要です。祖父母に育児を頼んだ場合でも、知能や収入にプラスの影響があります。
進路選びで大切なこと
✅実力にあった進路が、子どもの成功を後押しします。
「第一志望でビリになるよりも、第二志望でトップになるほうが良い」と言われています。劣等感をもたせることは避けるべきなのです。
自信を持てる環境で学ぶことは自己肯定感を高め、その後の挑戦にも良い影響を与えます。
勉強嫌いな子どもでも伸ばせる方法
小さな目標から始めよう
⭕️「毎日10分だけ机に向かう」といった小さな行動目標からスタートしましょう。
オランダの研究でも行動目標が成績向上につながることが示されています。
結果よりもプロセスを重視する姿勢が大切です。
習慣化のポイント
⭕️ハードルを低く設定し、毎日続けられる環境づくりが鍵です。
例えば、「勉強したらご褒美」といった仕組みや、決まった時間に取り組むルールを作ると効果的です。
ご褒美でいい習慣をつけることは効果的で、あとでご褒美を無くしたとしても、勉強の習慣はのこるそうです✨
チームで取り組む
⭕️友達や家族と一緒に勉強するとモチベーションが続きやすくなります。
「誰かに見られている」という意識が働き、サボりづらくなる効果があります。また、もともと”できる子”も、理解力が低い子と学ぶことで理解がさらに進みます。
チームで取り組んだ場合に、損をする人はいないと研究で示されているようですね。
まとめ
子どもの将来の成功には、親の関わり方が大きく影響します。
スポーツやリーダー経験で非認知能力を伸ばすこと、成長段階に応じた接し方、そして勉強習慣づくりなど、小さな積み重ねこそが未来への投資になります。
子どもたちが経済的にも精神的にも豊かな人生を歩めますように。
お互いに精進していきましょう✨